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昆虫標本の作り方

昆虫採集をしていると昆虫標本に興味を持つ方も出てくるでしょう。
そんな昆虫標本の作り方をご紹介。

■標本の作り方…乾燥標本

ただ乾燥させるだけでいい、といっても、多少の手順とコツはあります。
大きな昆虫では昆虫針を刺したあと、脚や翅を整えます。
すべて図鑑に出ているような形にするというのが原則です。

チョウなどの翅を固定するには「展翅板」を使い、展翅テープで留めたり外したりしながら、待ち針を使って、翅の形を整えます。

甲虫など脚を整える場合は、展脚板を使います。
形よく整えたあとは、動かないように待ち針を使って固定しておきます。

小さな昆虫の場合は直接針を刺すわけにはいかないので、厚手の紙を三角に切り、その先に木工用ボンドで貼り付けます。

いずれも、棚などで1週間から10日ほど、そのまま乾燥させると、形のよいままでカチコチに固まります。
触角や脚などはもう触ることができませんので、それ以降はとても大切に扱わなくてはなりません

■標本の作り方…液浸標本

チョウやガの幼虫、ヤゴやカゲロウの幼虫などの水生昆虫などは、昆虫の中ではとても柔らかく、上の述べたような「そのまま乾燥」の方法では、縮んで干からびたようになってしまうので、標本としてはよくありません。
そこで、これらは腐らない液体につけた状態でおきます。

液体としてはエチルアルコールを使うのが最も簡単です。
薬局に消毒用のアルコールが売っていますので、それを用います。
無水アルコール(99%以上)ではすこし濃度が高く、固くなってしまうので、70から80%ぐらいに薄めるか、すでに薄めてあるものを購入します。

アルコールは置いておくと、すぐに蒸発してしまいますので、保存には口のパッキングがしっかりしたものを用います。

昆虫のように体サイズの小さなものは、普通はスクリュー式のガラス瓶を使います。
フィルムケースやシール容器では気密性が低いことがあり、気がついたときにはカラカラに干からびているということにもなりかねませんから、あまり使わないほうがよいでしょう。

そのほか、保存液には色落ちを防いだり、内部組織どを調べるための専門的な液体もあります(グリセリンアルコール、カルノア液など)。
色はコレクションには重要な要素なので、必要な方は使ってみてください。